フクシマガリレイでは厨房等で使用される業務用冷凍冷蔵庫やスーパーなどで使用される「冷凍・冷蔵ショーケース」の設計・開発を得意分野としてその他の厨房機器や食品衛生に関する商品を展開しています。
業務用冷凍冷蔵庫の開発で磨かれた温度コントロール技術・省エネのためのエネルギーコントロール技術は非常に高いと言えるでしょう。
食品の通る工程ごとに危害因子を省いていくHACCP手法を取り入れた衛生管理では人が書類に記録し、帳票をまとめていく過程が必要で膨大な時間を費やしてしまいます。
HACCPマスターVでは必要な温度管理を専用の機器で行い、帳票の作成を自動的に行うことができます。また、冷凍・冷蔵庫の温度記録や厨房スタッフの健康チェックや衛生管理まで一元管理。機器の異常発生時はメールですぐに担当者に連絡できるシステムとなっています。
業務用厨房機器に共通して言えることは、単価や修理費用が非常に高いということ。
そのため、壊れる前のメンテナンスに重きを置く必要があります。フクシマガリレイの保守契約内容は定期点検や修理訪問時の作業料金の無償化、ランニングコストの軽減、営業損害の防止などお得な対応内容が盛りだくさんです。
中学校の給食センターの厨房づくりをお手伝いしました。未来を担う子供達が直接口にするものだから、HACCPに基づいたオール電化厨房機器システムの導入。
食中毒予防のための消毒の手段として使われていた次亜塩素酸ナトリウムの塩素臭をどうにかしたいとの要望にFEクリーン水に注目が集まりました。また、食材へのダメージ軽減と処理能力の高さから作業時間の削減にもつながりました。
参照URL:フクシマガリレイ公式サイト[PDF](https://www.galilei.co.jp/wp/wp-content/themes/mod/asset/img/solution/case/pdf/business/vol21.pdf)
大人数の患者様や入居者様に適温で美味しい食事を提供するための適温配膳車(温・冷/24膳・28膳・32膳タイプ)の取り扱いを行っています。
予約時間までチルド保冷を行い、必要なタイミングで温食を温かく再加熱することのできる再加熱カートも作業効率と衛生管理を高めるための取り組みとして開発しています。また、10食程度の小ユニット向けの小型ユニットワゴンなどを製造しています。
参照URL:フクシマガリレイ公式サイト(https://www.galilei.co.jp/products/?daibunrui_id=7)
羽田空港内に国内初の鮮魚センターをオープン。
その鮮度を保つためのプロジェクトにフクシマガリレイのパネルシステムが採用されました。
設計から施工までの一貫体制により衛生管理のためのクリーンパネルの使用や「冷凍冷蔵空間」、「クリーンな作業空間」などニーズに合ったサービスを提供。非常に厳しい規制をすべてクリアしました。
参照URL:フクシマガリレイ公式サイト[PDF](https://www.galilei.co.jp/wp/wp-content/themes/mod/asset/img/solution/case/pdf/business/vol22.pdf)
生魚を使用するため、特に衛生面に配慮が必要である寿司チェーン店で除菌力に優れたFEクリーン水の導入を行いました。
食材への臭いのうつりがないため、衛生的で素材を楽しむことのできる環境が整えられ、お客様の評価も上がっているとのこと。FEクリーン水生成装置だけでなく冷蔵設備などを含む業務用厨房機器もフクシマガリレイより導入しています。
参照URL:フクシマガリレイ公式サイト[PDF](https://www.galilei.co.jp/wp/wp-content/themes/mod/asset/img/solution/case/pdf/business/vol16.pdf)
業務用厨房機器業界をリードする
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加熱調理した食材を急速に冷却・凍結するための厨房機器で、短時間冷却により一気に菌の繁殖を防ぐことができます。さらに、常温で冷ますと失われやすい料理の香りや旨味、水分をそのままにオーバークッキングも防ぐことが実現します。
また、使用後に専用洗剤の投入とボタンひとつで自動洗浄→すすぎ→乾燥まですべて行ってくれるため、マンパワーの削減につながります。
衛生管理としては次亜塩素酸ナトリウムを使用している厨房がほとんどですが、次亜塩素酸ナトリウムには独特の臭いが残るというデメリットがありました。
フクシマガリレイのFEクリーン水は食材の除菌に使用できるだけでなく、食材へのダメージも少なく、独特の香りも残しません。
しかも、水道水と食塩のみで生成することが可能です。次亜塩素酸ナトリウムに負けないほどの効果があって人にもお財布にもやさしいことが大きな特徴です。
病院や福祉の現場では食事の配膳時、ご飯や汁物の先盛りが難しく、配膳直前のスタッフへの負担増大や冷めたままの提供につながることが多くありました。
この再加熱カートシステムを使用すれば、すべて先盛りした食事を食中毒菌の増殖しない低温で保管。予約時間に自動でスイッチが入るため、配膳前のスタッフの負担の軽減につながり、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく、食べる方の満足のいく食事を提供することが可能になります。
フクシマガリレイでは北海道から沖縄まで8か所のショールームを展開、たくさんのお客様に広く開放しています。
ショールームでは新調理システムの体験やブラストチラー、パンの焼成、食材解凍試験やその他製品の実機確認など様々な体験ができます。
また、セミナーや勉強会、講習会などの会場としても使用することができます。また、厨房機器を使用して新メニューの開発も可能です。
所在地:東京ショールーム F’S DESIGN COURT:東京都台東区柳橋2-17-4
大阪ショールームや名古屋ショールーム他もあり
2022年に岩手県釜石市で開店した「与助」は「泳ぐホタテ」で全国的なファンを持つヤマキイチ商店の店舗兼加工場です。フクシマガリレイでは、設備設計から機器提案、レシピの開発までトータルでサポートするために、社内のプロフェッショナルと連携した取り組みを行っています。
さらに、衛生面も重視しているヤマキイチ商店に対し、将来の増設も視野に入れたHACCP ExAround 衛生管理プランの提案も行いました。
2022年5月に新橋にオープンしたクラフトビール醸造所「KUNISAWA BREWING」。同店を運営する國澤麦酒株式会社では、初めて飲食店を運営するにあたって可能な限り省力化をしたいと考えていました。
この要望に対し、フクシマガリレイではブラストチラーなどの機器を提案。機器の使用に不安を感じていたものの、こまめコミュニケーションをとりながら一緒に開店準備を進めていきました。
フランス料理店やイタリア料理店に食肉を卸している川島食品。同社の第二工場設立の際に、品質管理室の設置が決まったことからフクシマガリレイに相談を行いました。その相談に対し、フクシマガリレイでは品質管理室のレイアウトから機器の備品まで一式の提案を実施。さらに、細菌培養のための低温インキュベーターや冷凍冷蔵庫の導入も行われています。
厨房設備機器展2021にて同社が行った講演内容を抜粋しています。
参考元:FOODEX/HCJオンライン(https://www.jma-buyers.com/jp/)
食品管理衛生システムのHACCPは、世界的に導入が進んでいます。 EU諸国では、1次産品を除く全ての食材に対しHACCP導入が義務付けられているほか、アメリカでは国内で消費される全ての食品にHACCP導入が義務付けられています。
また、他国との食品取引においてもHACCPが重要視されるようになってきました。
こうした世界の動きを受け、日本でも食品衛生基準を世界基準とするため、2018年に食品衛生法が改正されました。猶予期間を経て、2021年6月よりHACCPの完全制度化がスタートしています。
参考元:厚生労働省【PDF】(https://www.mhlw.go.jp/content/11130500/000662484.pdf)
原則として、製造や加工、販売を行う全ての業者に義務付けられたため、食品関連の仕事に従事する方は全員が関連しているといっても過言ではないでしょう。
国内情勢における理由として、高齢者が増加したことで食中毒のリスクが増えているという点が挙げられます。また、東京オリンピックへ向けて国内の食材の安全性をアピールすることに加え、国内フードチェーン全体の安全性を見える化するという点も大きな理由です。
さらに、今後食品流通を国際的な基準で見た際に、輸出入の厳格化が進むことが挙げられます。農林水産物・食品の輸出目標を2030年には5兆円と置いている政府の状況を見ても、HACCP制度化は避けられないと言えるでしょう。
これまで、日本の食品に対するチェックはファイナルチェック方式でした。出荷段階の製品のサンプルをチェックするため、出荷後に問題が発覚することは少なくありませんでした。
しかしHACCPの場合、全ての工程にチェック項目が設けられるため、安全性の観点で高い有用性が期待されています。HACCPは国際基準に基づいた指標のため国際的な指標に準ずるという点でも、高い期待が持たれています。
HACCPは「HACCPの考え方に基づく」基準と、「HACCPの考え方を取り入れた」基準の2種類があります。
主に50名以下の飲食店などに求められますが、HACCPの考え方を取り入れた衛生管理はほとんどの業種で適用されると考えて問題ないでしょう。常にガイドラインに沿った衛生管理が求められることはもちろん、保健所の立ち入りなどでも確認されるため注意しましょう。
よりハイレベルな衛生管理が求められる「HACCPの考え方に基づく衛生管理」は、先の「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」に該当しない業種が該当します。
該当する事業者は衛生管理計画を作成し、日々作成した計画を実行しながら記録、そして定期的に内容を振り返る必要があります。このように衛生管理の見える化を行い、必要に応じて改善を行う必要が生じます。
行政の立ち入りなどで問題点を指摘されたにも関わらず、改善が見られない場合には懲役や罰金に処される可能性があるため注意が必要です。
HACCPに基づいた衛生管理を行うためには、冷蔵庫の温度を定期的に確認し、しっかり冷えているのかを確認することが大切です。
冷えが弱くなってしまうと、食中毒菌が活発になる危険温度帯に該当する時間が増える可能性があります。危険温度帯の時間を短く、そして無くしていくことが食中毒の未然予防に繋がります。
冷蔵庫の温度管理は、HACCP内でも原則4で義務付けられており、確認し温度は原則7で記録することが義務付けられています。しかし日々の冷蔵庫の温度管理は大きな手間だと感じる方は少なくなく、どうしても定点的なチェックとなってしまっている可能性があります。
そこでITを活用し、温度管理を自動化するシステムが登場しています。
大量調理を行う施設を中心に導入されている「HACCPマスターV3」は、事務所などに設置されたパソコンから温度状況を管理することが可能です。タブレットを利用することで、検品時や調理時の温度管理を手軽に行うことができます。
ただ温度を管理するだけではなく、パソコン上で状況を監視することも可能です。
クラウド上に記録を残していく「HACCP ExAround」は、大きく2つのプランに分けて利用することが可能です。 「温度管理プラン」は、温度状況をご自身のパソコンやスマートフォンから確認できる仕組みです。固定された設備に適用可能なプランで、異常を感知した際には担当者へメール連絡を行うことが可能です。
「衛生管理プラン」は、HACCP管理で必要となる衛生管理と、食品温度の記録ができます。Androidタブレットを活用して記録するため、パソコンなどを用意することなく活用することが可能です。
HACCPに対応することは一見大変そうに感じますが、ITシステムなどを上手く活用することで、よりおいしく・簡単に・安全な食品づくりを目指していきましょう。
所在地 | 大阪府大阪市西淀川区竹島2-6-18 |
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創業年 | 1951(昭和26)年12月8日 |
資本金 | 27億6千万円 |
上場 | 東京証券取引所市場第一部上場 |
認証規格 | 品質マネジメントシステム ISO 9001 環境マネジメントシステム ISO 14001 |
業務内容 | 業務用冷凍冷蔵庫、冷凍冷蔵ショーケース、その他冷凍機応用機器の製造・販売・メンテナンス 店舗システム、厨房総合システムの設計・施工 |
参照URL:フクシマガリレイ公式サイト(https://www.jab.or.jp/system/iso/search/detail/org/188992/)
日本適合性認定協会(https://www.jab.or.jp/system/iso/search/detail/org/73998/)
ここでは、厨房設備機器業界をリードするメーカーたちが集まる「厨房設備機器展2021(https://jma-hcj.com/)」でセミナーを行ったメーカーの中から、 2021年7月16日時点で認証規格を明示していて、海外事業を展開していることを公式HPで掲載している3社をピックアップ。各社の導入実績をご紹介します。
メーカー名 | チェーン店・給食センターなど セントラルキッチンなら 中西製作所 |
ホテル・高級店など グレードの高い厨房なら フジマック |
個人店など 坪数の少ない厨房なら マルゼン |
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導入事例 |
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