学生・社員食堂は厨房以外の喫食コーナーを含めてどのような雰囲気でつくりたいかをイメージします。特に喫食コーナーはその団体の自由にコンセプトを決定できる部分で、それがその団体の顏になるかもしれない部分です。カフェテリア風やバイキング、昔懐かしの食堂風などまずはざくっとしたイメージを持ちましょう。そのイメージから厨房レイアウトを考えないと作業動線に無理がでてしまう結果になるかもしれません。
短時間でたくさんの利用者が集まる学生・社員食堂では混雑を緩和させスムーズに配膳→喫食→下膳に流れをつくることが重要となります。そのためにはレイアウトに仕掛けが必要。厨房の配膳口のどこに何があるかを見えるように設計する、一部はバイキングやセルフサービスにする、退出しやすいシステムにする…など最初にイメージしたコンセプトに合った食事提供の方法にあった厨房レイアウトを業者に提案してもらいます。
参照URL:中西製作所公式サイト(https://www.nakanishi.co.jp/strengths/dining-hall/)
食品加工工場のように台車を動かして移動する厨房ではなく、比較的狭い空間内で様々なメニューを提供するため、広すぎる厨房はNGです。スタッフ同士ぶつからないけれど、あまり移動せずにさっと手を伸ばして必要なものがとれる程度の広さがあれば提供しやすい厨房になるでしょう。その中でも衛生管理をきちんと行っている業者に求めましょう。
お客様のニーズに細やかに答えるために提案だけでなく、設計・施工・開発支援にいたるまで厨房づくりの最初から最後まで一貫して対応できる会社です。比較的規模の大きい案件を多数経験しているため、衛生管理はもちろん、生きた作業動線を引くこともお手の物。
食堂関係ではセルフサービスに使用できるタテ型ショーケースがお勧めの厨房機器です。反対側から入れてパススルーできるため、最初に作った料理から美味しく召し上がっていただけます。
見渡すことができる空間を作ることで、食べたいメニューがある場所へすぐに向かえるように設計されています。タテ型ショーケースのパススルー方式を採用。セルフサービスでとれる品目を増やすことでメニューを充実させます。洗浄作業はシステム化してマンパワーの削減に努めます。厨房内はこじんまりとしていてもきちんと整頓できるよう作業台下などに収納をつくっています。
参照URL:中西製作所公式サイト(https://www.nakanishi.co.jp/strengths/dining-hall/)
業務用電機厨房機器メーカーとして電気厨房・電化厨房にこだわり、新調理システム、HACCPを通じてフードサービスのコンサルティングとしてオンリーワンのためのモノづくりを続けています。また、顧客の満足度アップのためのキッチン・ソリューション・プランのための取り組みにも力を入れています。
クックチル用に設置された大型プレハブチルド庫はヒトが入れる大きなサイズ。熱い状態の食事を一気に冷やし保管できるよう設置されました。
社員食堂ではクックチルシステムを採用。HACCPの概念に基づく衛生的なゾーニングに合わせてスタッフが動きやすく機能的な厨房レイアウトにすることにこだわってつくりました。カフェテリア形式での提供の中で温冷の対応をしっかりと行って喫食者に満足のいく食事提供を行うため、厨房の能力を最大限使えるよう厨房スタッフが現場を盛り上げています。
参照URL:ニチワ電機公式サイト(http://www.nichiwadenki.co.jp/consul/consul_z08_01.html)
自称「食のトータルプランナー」である日本調理機は企画から設計、施工、アフターサービスに至るまですべてをお客様との二人三脚で行います。設計部門では厨房レイアウトだけでなく、業務用厨房機器の提案、空間のデザインまですべて担当しています。 日本調理機のトレイバックシステムは返却コンベアにのせたトレイの食器と残飯を自動で分けるシステムです。この作業にかかっていた人手が削除されるだけでなく、下膳時の雑音などの問題が解消されます。
参照URL:ニチワ電機公式サイト【PDF】(http://www.nitcho.co.jp/img/product/cleaning/seihin_senjoki16.pdf)
明るく天井の高いカフェテリア形式の社員食堂では1日2000食を提供しています。ホテルのような美しい空間内で中央にサラダバーカウンターを設けて混雑の緩和を行う工夫をとっています。その他のメニューもサラダバーカウンターから見て一目でどこにどんな食事があるかがわかるようにレイアウトされているため、提供時間の短縮につながります。
参照URL:日本調理機公式サイト(http://www.nitcho.co.jp/work.html)
学食や社員食堂がおしゃれだから通学・通勤したいと思う人は…少なくありません。ただし、空間をさわるとなると建物自体の設計と関わる部分がでてきます。後から提案してどうしても作りたかった部分が「つくられない」となることは避けたいですね。おしゃれな空間での美味しいランチタイムを楽しむ空間を作ることができて、さらに衛生管理・作業動線を徹底することのできる業者に早い段階でコンセプトを伝えて相談するようにしましょう。
ここでは、厨房設備機器業界をリードするメーカーたちが集まる「厨房設備機器展2021(https://jma-hcj.com/)」でセミナーを行ったメーカーの中から、 2021年7月16日時点で認証規格を明示していて、海外事業を展開していることを公式HPで掲載している3社をピックアップ。各社の導入実績をご紹介します。
メーカー名 | チェーン店・給食センターなど セントラルキッチンなら 中西製作所 |
ホテル・高級店など グレードの高い厨房なら フジマック |
個人店など 坪数の少ない厨房なら マルゼン |
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導入事例 |
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公式サイト | 中西製作所公式HPで 製品情報をチェック |
フジマック公式HPで 製品情報をチェック |
マルゼン公式HPで 製品情報をチェック |